テニス肘
症状

手や指を使った際、肘の外側から腕にかけての筋肉に痛みが出ます。具体的には、
- 物をつかんで持ち上げる動作
- タオルを絞る、ドアノブをひねる、ペットボトルのふたを開けるなどの手首をひねる動作
- スマートフォンの操作やパソコンのキーボードやマウスの操作 など
原因
中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と名付けられていますが、テニスを行っていない方でもなることがあります。
その理由は、手首や指をそらす筋肉と手首をひねる筋肉が肘の外側の骨の飛び出た部分に付いていて、この筋肉を繰り返し使い負担がかかることで、肘の外側に炎症が起こるからです。
手をよく使う主婦の方や、デスクワークでパソコンを多く使用する方、仕事で重い物を運ぶことが多い方にも起こりやすい疾患です。
治療
手を多く使うスポーツや痛みの原因となる動作を控えることで疼痛は軽減します。しかし手を安静に保つのはなかなか難しいため、まずは適切な手首と指のストレッチやテニス肘用バンドを装着し負担を減らすことができます。
他には肘の外側に打つステロイド注射もありますが、疼痛が強い場合や疼痛が持続する場合は、当院ではリハビリや再生医療PRP療法での治療も積極的に行っています。